• 「とりあえず全ログをSentinelに送っている」
  • 「ダッシュボードはあるけど、誰も見ていない」
  • 「監査対応では“集めてます”って言えるけど、運用には活かせてない」

実はこれ、セキュリティ運用の典型的な“落とし穴”なんです。

1. ログは「集めること」と「使うこと」が別物

ログ収集のゴールは「監視・分析に活用する」こと。
しかし現場では、「集める=セキュリティ対応できている」と誤解されがちです。

  • Azure ADサインインログを取っているけど、不審サインインの分析はしていない
  • Defender for Endpointのアラートはあるけど、傾向分析はしていない
  • ファイアウォールやWAFログは溜まる一方で、誰も検索していない

こうなると、ログは“死蔵データ”になってしまいます。

2. よくある“ログ運用の失敗例”

  1. 「とりあえず全部取る」
    ストレージコスト増大、ノイズ多すぎで有効活用できない
  2. ダッシュボードを作っただけで満足
    アラート設計や検索クエリがなければ誰も気づかない
  3. 担当者任せの属人的運用
    引き継ぎされず、担当者不在時に“見られないログ”が増える

3. ログを“生きた資産”にするための3つのポイント

① 目的を決めて収集する

  • 「不審サインイン検知」「メール攻撃の追跡」「端末侵害の初動確認」など
  • “何に使うのか”を決めてからログ収集範囲を定義する

② アラートロジックを組み込む

  • SentinelのKQLクエリやDefenderのルールを活用
  • 「見たいときに探す」ではなく「怪しい時に通知が飛ぶ」仕組みへ

③ ナレッジを残す

  • 対応ログや検索クエリはチケットやWikiに記録
  • 過去事例の再利用で“見るだけのログ”から“活きるログ”に変わる

4. Colorkrew Securityの支援

Colorkrew Securityでは、以下のような形でログを“使える”状態に変える支援をしています:

  • Microsoft 365 / Azure / AWS / GCPのログ収集設計・最適化
  • SentinelやDefenderを用いた検知ルール・アラート設計
  • チームで共有できる運用ナレッジの仕組み化
  • SOCによる横断的な監視・分析・改善提案

「集めただけのログ」を「意味のあるセキュリティデータ」に変えるのが私たちの仕事です。

5. まとめ

  1. ログは“集めるだけ”では不十分
    監視・検知・分析に活用できなければ意味がない
  2. 失敗の典型は「全部取る」「ダッシュボードだけ」
    コスト増・形骸化・属人化につながる
  3. Colorkrewが“使えるログ運用”を支援
    設計・検知ルール・ナレッジ管理までトータルで支援

「ログは“集める”から“活かす”へ。」

Colorkrew Securityでは、Microsoft DefenderやSentinelを軸としたログ活用・最適化支援サービスをご提供しています。
初期設計から改善提案まで、まるごとお任せください!