いつまで使える?

Microsoftは以下のようにアナウンスしています。

  • 2025 年 6 月以降、Authenticator で新しいパスワードを保存できなくなります。
  • 2025 年 7 月中、Authenticator でオートフィルを使用することはできません。
  • 2025 年 8 月から、Authenticator で保存したパスワードにアクセスできなくなります。

ユーザーが取るべき対応

1. 保存済みのパスワードのバックアップ

  • Microsoft Edge の「パスワードのエクスポート」機能を使って、保存されているパスワードを確認・バックアップしておきましょう。
  • Edge(またはAuthenticator)からCSV形式で出力できます。

2. パスワードマネージャーへの移行

  • Bitwarden、1Password、LastPass、Dashlane などの信頼性の高いパスワードマネージャーに移行することをおすすめします。
  • 多くのツールでは、CSV形式でのインポート機能が用意されています。

パスワードマネージャーがセキュリティ対策に不可欠な理由

パスワード使い回しを防げる

  • 一つのサービスで漏洩したパスワードを使って他サービスが突破される「パスワードリスト攻撃」が頻発しています。
  • パスワードマネージャーなら、各サービスに長くて複雑な一意のパスワードを安全に管理可能です。

フィッシング対策にも有効

  • 正しいURLと一致しないログインページでは、自動入力が行われないことが多く、不審なサイトを見抜くヒントになります。

二要素認証(2FA)との連携も強力

  • 多くのパスワードマネージャーは2FAコードの保存や自動入力にも対応しており、セキュリティレベルをさらに高められます。

おすすめのパスワードマネージャー(2025年時点)

サービス名特徴無料プラン
Bitwardenオープンソース、安全性が高くコスパ良好あり
1PasswordUIが直感的でビジネス利用にも人気なし(試用あり)
LastPass古くからある定番。2FA対応もあり一部機能で制限あり
Dashlaneセキュリティレポート機能が豊富あり(制限あり)

まとめ

Microsoft Authenticator のパスワード保存機能終了により、別の信頼性あるパスワード管理方法への移行が必要不可欠です。

これを機に、セキュリティを強化し、安全かつ効率的なパスワード管理の仕組みを取り入れていきましょう。